ソリッドリベット
製造直売だから納期は最短1週間
TMTは創業57年のリベット専門製造メーカーです。ヘッダーによる冷間圧造技術で鍛造し、軸径2.0㎜〜16㎜、全長3mm~200㎜、最少ロット数1万本〜製造可能です。平、薄平、薄丸、皿、丸皿、鍋リベット等、種類とサイズを豊富に取り揃えています。リベットは全て国産の材料を使用しています。頭の形状、軸の長さ、仕上がりの見た目などJIS規格外リベットのご相談も対応。製造直売だから規格品は素早い納期(最短1週間)で対応しています。
ソリッドリベットに関するこんなお悩みを解決します
急ぎでリベットが欲しい |
コストダウン・量産化の相談をしたい |
材質について相談したい |
手元のリベットと同じものが欲しいが図面がない |
高品質ソリッドリベット製造へのこだわり
納期は最短1週間
当社では至急納期の対応にも応えられる環境を整え、新たに金型が必要ないJIS規格対応リベットの納期は、最短1週間で納品できます。ロット数や製品によってはより短縮することができるのでお気軽にお問い合わせください。
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国産材料、国内生産の高品質リベット
リベットメーカー製造直売だから取扱い種類、サイズが豊富。材料は全て国産を使用し国内製造体制。他の製品の混入を防ぐ徹底した品質管理で高品質、高精度なリベットをご提供しています。
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現物は手元にあるが図面が無い製品にも対応
昔使っていて現物はあるが図面が手元にないという場合や長年の取引先が廃業し図面の再発行が難しくて困っているという場合でも図面はこちらで最初から設計を行い確認ののち試作を経て量産が可能です。お気軽にお問い合わせください。 |
規格で合わない場合は金型から製造
JIS規格のリベットではサイズや形状が合わない場合は合わない場合は特注で用途に合った特殊リベットを製造しています。終結させたい母材に合う材料、頭の形状や軸の長さをご提案。耐久性やカシメ加工を考えた金型製作を行いご要望に合ったリベットを製造しています。
特殊リベット |
ソリッドリベットとは
ソリッドリベットは母材どうしを下穴を開けることなく確実に容易に安定した精度で締結ができるリベット。締結時に溶接とは違い煙や火花が発生せず作業者に安全な環境での締結が可能。エネルギー消費を抑え廃材も出ないのでトータルコストダウンが可能です。
ソリッドリベットとブラインドリベットとの違い
ブラインドリベット
締結部(母材)の裏側に治具が入りにくい製品や密閉製品等を母材片側に穴を空けハンドツールと呼ばれる器具で締結します。
ソリッドリベット
ワークごとリベッターと呼ばれる器具で打ち抜くため、下穴加工無しで高強度に締結が可能。母材の片側しかスペースのない製品を締結するときにはブラインドリベットを使い、ブラインドリベットでは締結できない異種材を締結する際にはソリッドリベットを使用します。
ソリッドリベットのメリット
- ブラインド・中空リベットと異なり下穴が不要
- 異種材との締結、安定した締結品質
- 溶接等の他の工法と比較すると締結の際に色剥がれするカラー鋼板等が締結時に剥がれる心配がない
- 締結時に煙も屑も出ないので作業者や環境にやさしい等のメリットがある
- 下穴が不要なので締結位置の制約もなく、自由に締結場所を決めることができる
- 他の締結部品と比較しても高強度で緩まないのが特徴
ソリッドリベットのデメリット
- 突起が出てしまう
- 締結する数が多くなれば重量が重くなる
- 低強度箇所にかしめると変形する場合がある等がある
メリットを無くす方法として60年近くの実績のある弊社では頭部形状を大きくしたり、突起を少しでも無くすため厚みを薄くするなどJIS規格リベットでは実現できない部分を可能とする特殊リベットのご提案、製作を賜っています。
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ソリッドリベット用途
下穴のない母材、異種材に締結する際に主に使用されます。また、高強度に締結する場合にも使用されます。
自動車 | ドア、シート、サンルーフの締結等 |
建築 | 足場のコーナーカバーの締結等 |
住宅 | 屋根トラス・テラスの締結等 |
ソリッドリベット接合方法
打込(たたき、SPR)リベットの接合方法はリベッターという器具を使って接合します。
- 打込(SPR)リベットがリベッターのツールに送られてきたリベットを上側の母材に圧入し貫通させる
- 下側母材内で打込(SPR)リベットが展開させることによって締結が完了
ソリッドリベット耐久性
ソリッドリベットの耐久性は他のリベット(ブラインドリベット、中空リベット等)と比較しても接合部に圧力が強くかかるため高強度な耐久性を持っています。
他工法との比較
ソリッドリベット | ブラインドリベット | スポット溶接 | |
異種材締結 | 〇 | 〇 | ✕ |
品質のムラ | 〇 | 〇 | △ |
締結後の処理不要 | 〇 | ✕ | ✕ |
下穴加工不要 | 〇 | 〇 | 〇 |
片側作業 | ✕ | 〇 | ✕ |
鋼板三枚以上の締結 | 〇 | 〇 | △ |
防錆、カラー鋼板 | 〇 | 〇 | △ |
締結環境 | 〇 | 〇 | ✕ |
リベット規格(ソリッド)取扱いの種類
平、薄平、丸、小丸、鍋、皿、丸皿があります。仕様用途によって頭部形状を選択いただけます。
形状から選ぶ
平 |
薄平 |
皿
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丸皿 |
丸・小丸 |
鍋
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ソリッドリベット対応素材
鉄(SWCH、SCM) | ステンレス(SUS) | 銅(CU) |
アルミ(AL) | 真鍮(BS) |
ソリッドリベット活用場所
建築用足場 高強度な耐久性が求められる建築足場のコーナーカバー部分の締結に使用 |
屋根トラス 長期間様々な環境での高度が求められる屋根トラス部分で使用 |
その他の活用場所
自動車、安全帯、電機、建築足場、刃物の柄、シャッターレール、キャリーケースの持ち手など
その他関連記事
ソリッドリベットとネジの違い
リベットはリベッター等の専用機やハンマーで打ち込むことで接合部に強い圧力がかかりねじと比較しても高強度で耐久性も非常に高いのが特徴です。しかし、打ち込んでしまうため自由な取り外しや再利用ができません。
ねじはねじ山をねじ穴に入れ込むことで締結されるもので自由な組み入れ、外し等の調整や再利用ができます。しかしその反面リベットと比較すると強度、耐久性はやや劣り締結に時間がかかります。
熱間圧造と冷間圧造の違い
熱間圧造は材料を加熱(材料によるが約700℃~1200℃)して圧造する工法。メリットは冷間では難しい複雑な大型部品の加工ができます。精度や二次加工(焼鈍等)が必要なためコストがかかります。
冷間圧造は常温で材料に圧力をかけて金属を変形させる塑性(一定以上の圧力を加えて変形させると元の形に戻らない性質)加工の一つです。メリットは常温下での加工の為寸法精度にバラツキがなく、高速生産が可能で材料ロスが無く環境にも優しくコストダウンができます。金型が必要なので小ロット生産には不向きです。